-
1:ごろねこ
:
2019/03/14 (Thu) 22:09:28
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1552568969.png
『ひょうたん太閤記』(野呂新平)
「少年」1955年10月号付録・68ページ(読切まんが)
「姓は木下、名は藤吉郎。自分でいうのもはずかしいけど、頭はいいしどきょうは満点! かげひなたなくはたらくのでご主君・信長公の信用もあつい。ぼくにもふたりのけらいがいる。加藤のキヨちゃん、福島のマアぼう。じぶんの村からよびよせたばかりだ。はるかかなたをみわたせば、英雄むらがる戦国時代……。あちらでドン! こちらでバーン! いかなる事件がはじまるか。くわしくは本文をごらんください!」
-
2:ごろねこ
:
2019/03/15 (Fri) 22:11:06
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1552655466.png
『ビリーパック』(矢島利一)
「少年画報」1961年9月号付録・68ページ(連載まんが)
「『やあ、ミカちゃんじゃないか』『あら、監視所の所長さんね』『ちょっと、ちょっと』『はい』『これね、おとうさんにわたしてくれないか』『なんですか?』『いや、わたしてもらえばわかるのだ』『はい』『たのむよ』『はい、さようなら』『これでよし。X09のひきがねに手をかければ、東野一家はみなごろしだ。それにビリーという探偵もいるらしいから、一石二鳥というものだ。ふふふ……』」
-
3:ごろねこ
:
2019/03/16 (Sat) 22:03:04
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1552741384.png
『虹の国のSATI(サチ)』(芳谷圭児)
「小学6年生」1960年11月号付録・36ページ(連載まんが)
「なにも知らずに踊るサチ、それを見ているロマン、ふたりに忍びよるブリーナの死の魔手……。『そうだ、このバイオリンで奇跡をよぶのだ』サチは、ピート国のサリー姫だった?! そのサチの上にひろがる死の影。パックのバイオリンがまたまた奇跡をよぶだろうか?」
-
4:ごろねこ
:
2019/03/17 (Sun) 22:05:44
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1552827946.png
今日から【へ】の項に移ります。なお、メディアミックス編で紹介した『紅孔雀』(彩田あきら)、『紅孔雀』(宮坂栄一)、『変身忍者嵐』(石川賢)は除きます。
『ぺスよおをふれ』(山田えいじ)
「なかよし」1959年3月号付録・B5判118ページ(連載まんが)
「あっ、ぺスが……。みるまにまっかな血がにじみでてくる。そのいたみに声も出ないのだろう、ただ、からだが大きくなみうっていたが、しだいに、気もとおくなっていくようだ。と、ぼんやりとあたまにうかんだものがある。水をまちこがれながらねつにうなされてくるしむ、ユリのすがただった。そのしゅんかん、なかばとじかけていた目が、かっと見ひらいたが、それもつかのま、ちからなくふたたび目をとじた……。ぺスが、こんなことになっていようとはしるわけもないユリは、うわごとにぺスの名をよびながらくるしみもだえていた。 ああ、ユリは……そして、ぺスはどうなるだろうか?」
-
5:ごろねこ
:
2019/03/18 (Mon) 22:01:45
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1552914105.png
『平原児サブ』(武内つなよし)
「少年画報」1961年10月号付録・52ページ(連載まんが)
「『ばかものども、なにをしているんだ。あの三人をはやくさしころせ』『おうっ』『まてっ、うしろの夜空をようく見ろ。流れ星がいくつもとぶ……。酋長をころそうとするおまえたちに、神ののろいがかかるしるしだぞ』」
-
6:ごろねこ
:
2019/03/19 (Tue) 22:25:22
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1553001922.png
『変化奉行』(堀江卓)
「痛快ブック」1957年3月号付録・68ページ(連載まんが)
「ごぞんじ金さんが、あんまや白頭巾に早がわり……!!」
本当は『江戸っ子遠山金四郎』がタイトルで、その「変化奉行の巻」らしいが、「え」の項で紹介するのを忘れたので、こちらに入れておく。
-
7:ごろねこ
:
2019/03/20 (Wed) 22:06:32
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1553087192.png
今日から【ほ】の項に移ります。なお、メディアミックス編で紹介した『ボナンザ』(増田真吾)、『卜伝くん』(一峰大二)は除きます。
『星の子』(野呂新平)
「少女ブック」1961年9月号付録・B5判20ページ(連載まんが)
「南海のこ島、紅島に夜あけがきました。台風のあとの日本バれ。空はふかみどりにすみわたって、しずかな、しずかな夜あけでした。魔物のようにあれくるった昨日の海がうそのよう。キララ……キラ……キラ……沖から海が七色にそまりはじめて、光の矢は波うちぎわの白い砂を……。アッ! だれかたおれている。少女です……かわいい少女です! ぬれた金色のかみの毛が、おもくひたいにくっついて、ほほには、ながいまつげのかげが ……うごかない…… 死んでいるのでしょうか?」
-
8:ごろねこ
:
2019/03/21 (Thu) 22:10:16
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1553173816.png
『ポパイ』(森田拳次)
「少年画報」1962年8月号付録・52ページ(連載まんが)
「(POPEYEテレビスターの)目下失業中。グーグースースース―『ポパイ!いつまでねてるの? お金もないくせに。はやく仕事でもさがしてらっしゃい』『いくよいくよ。いけばいいんだろ』『ルンペンでかえってきたら家に入れないよ』ボンッ!『今月号はわびしい漫画だ』ゴーッ『あっ』ガンッ!『ひきにげだあっ』ギ~ッ『これはいかん。人気にさわる。それっ、治りょう代三〇万だ。からだだいじにしてね。さらばファンよ』『何者だ』『映画スターのブルータスですよ』……『そうだ!おれもブルータスのように……人気スターになろ』」
-
9:ごろねこ
:
2019/03/22 (Fri) 22:14:51
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1553260500.png
『星のたてごと』(水野英子)
「少女クラブ」1961年11月号付録・36ページ(連載まんが)
「星のたてごと」の歌
「あらしの夜 ふる星は 金と銀とに かがやいて はるかかなたに おちました いく年月か すぎさって 金と銀との あの星は 騎士とおとめに なりました」(安藤英子・詩)
この詩は、水野英子先生にえらんでいただきました。
-
10:ごろねこ
:
2019/03/23 (Sat) 22:12:11
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1553346732.png
『星のたてごと』(作・水野英子、え・下川洋子)
「少女クラブ」1962年5月号付録・36ページ(連載まんが)
「星のたてごと」の歌
「星のかがやく夜でした 夜つゆにぬれた花びらが 静かにゆめみる夜でした かすかにながれるたてごとの しらべがおとめをさそいます」(渡辺洋子・詩)
この号だけ作画が下川洋子になっている。水野英子が病気のためらしいが、単行本収録時には、この回は水野によって描き直された。
-
11:ごろねこ
:
2019/03/24 (Sun) 22:09:42
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1553433117.png
『星形流之助』(橋本武司)
「少年クラブ」1958年2月号付録・68ページ(連載まんが)
「雨の日も風の日も、つり木をあいてに剣の修業をつんできた流之助は、ついに発光斬りという奥義(奥の手)をあみだした。そして……、三年前、流之助のそだった星形道場に火をつけて父や母の命をうばい、ついには指南番の訳まで手に入れた、にくい鉄火斎を討つために、山寺をおりようとした流之助を、またしても鉄火斎一味がかぎつけて、断崖へおびきだした。」
-
12:ごろねこ
:
2019/03/25 (Mon) 22:08:08
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1553519288.png
『冒険日本号』(小沢さとる)
「冒険王」1966年2月号付録・52ページ(連載まんが)
「『やあ日本太郎、ひさしぶりだな』『やあ刑事さん、しばらくです!』『死体が三つとははでだな』『ええ』『とにかく事件のあらましをきかせてくれ! ふーむ! するとこの連中はモナカ王国の人間か!』『ええ。日本人でないことはたしかです』『最近モナカでなにか起こったというニュースでもあったか?』『さあ、知りませんな』『太郎、キムチ王子にこのことは?』『まだ知らせてありません!』『そうか、とにかく王子をねらったんだから、ただごとではあるまい!』」
-
13:ごろねこ
:
2019/03/26 (Tue) 22:11:23
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1553605894.png
『ぼくはマイティ』(高尾のりゆき)
「たのしい三年生」1960年7月号付録・36ページ(連載まんが)
「たけおくんとしいちゃんのふたりは、ひろったまほうのランプを海へおとしました。マイティが、さがしに行っている間に、さめが、ふたりのふねをひっくりかえしてしまいました。」
-
14:ごろねこ
:
2019/03/27 (Wed) 22:06:46
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1553692006.png
『ぼくらのジェット君』(みなふじ進)
「小学三年生」1959年10月号付録・36ページ(連載まんが)
「『くそ、おもしろくもない。ジェットめ。ジェットのやつが選手になったので、おれはほけつだ。ふん、いまにみていろ』ムラムラ『黒田!』『えっ』『くよくよするな。それほどジェットがにくかったら、けがをさせるんだ』『ええっ、けがを?』『そんなおそろしいこと、おれにはできない』『黒田! いいか、ジェットがけがをすれば、おまえが選手になれるのだ。わかったか。さあ、すぐやれ』『うむ、そうか!』よく日……」
-
15:ごろねこ
:
2019/03/28 (Thu) 22:17:56
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1553779077.png
『ホームランチーム』(田中正雄)
「幼年ブック」1956年5月号付録・52ページ(連載まんが)
「『おい、じゃまだ。どけよ』『ぼくらのほうが、さっきからやっていたんだよ』『なんだと!』『おまえのとうさん、うちのかいしゃのこづかいじゃないか。こづかいのこのくせになまいきだぞ。おまえなんか、こうしてやる』『やっ』『う~ん』『おぼえてろっ』『ガンちゃん、つよいんだねえ』『なげるつもりじゃなかったんだけど……』『だけど、あの吉岡のぼっちゃんはいじわるだから、どんなしかえしをしにくるかわからないよ』」
-
16:ごろねこ
:
2019/03/29 (Fri) 22:09:50
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1553864991.png
『冒険児ゴッド』(福本一義)
「ぼくら」1957年4月号付録・52ページ(読切まんが)
「『うううっ。お、おっおそろしいことだっ』……『ううっ、くるしいっ! お、お、おそろしい……』バタリ。キャ~ッ『うわあ、ゆきだおれだっ!』ぬっ『なんだね……』『ゆきだおれです』『いや、ただのゆきだおれではありません』『ほほう。というと……』『殺人です!おそろしいおそろしいといいながらたおれました』『ハハハハ。なあんだ、そんなことか。……きみがもっているのは探偵小説だね。わるいけど、これはただのゆきだおれだね。探偵小説にかぶれたのだね』『いいえ、かぶれはしません。ほんとにこれは……』『ハハハハハ……』……『もしもし権田警部ですか? ぼくです、ゴッドですよ! まっぴるま、銀座のどまんなかで殺人事件がおこったんですよ! はやくきてください!』」
-
17:ごろねこ
:
2019/03/30 (Sat) 22:09:55
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1553951395.png
『ポストくん』(馬場のぼる)
「おもしろブック」1957年10月号付録・52ページ(連載まんが)
「○ぼくらのポストくん○ ポストくんは、いつもほがらかで、友だちにたいしても、おもいやりのある少年です。まずしいトンガリくんに、なっとをうったお金をあげたり、あまり頭のよくないガマ公にそっと答をおしえてやったり、また、ゆうれいたいじには、勇気あるところをみせたりして、お友だちには、とても人気があります。さて、ポストくんの友だちで、一ばんあばれんぼうのガマ公や、おくびょうなタンちゃん、トンガリくんたちが、今月は、いさましいロビンフッドになって、シャアウッドの森で、黒パン党とのたたかいです。ガマ公のふくつのぶえで、ポストくんたちが、みんなシャアウッドの森にあつまった。シャアウッドの森を、黒パン党にとられてなるものか! はたして、シャアウッドの森は、ポストくんたちのものか? 黒パン党のものとなるか!」
-
18:ごろねこ
:
2019/03/31 (Sun) 22:08:12
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1554037714.png
『木刀くん』(高野よしてる)
「冒険王」1959年新年号付録・52ページ(連載まんが)
「いまだかつてない大恐怖が東京を襲う……。大仏襲来!! ひとびとは恐怖のどん底に恐れおののく。この時!! われらの木刀くんは仲直りした趨波満と悪人に勇敢にたち向かう。見よ!! 木刀くんの大活躍!!」
-
19:ごろねこ
:
2019/04/01 (Mon) 22:14:52
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1554124492.png
『木剣太郎』(茨木啓一)
「少年画報」1956年3月号付録・68ページ(連載まんが)
「『長州の桂小五郎、近藤勇がまいった。いづれにおるか!』『うむ、新選組の犬どもか……木剣ぬかるな……!』『えいっ!』『どっこい!』『よいしょっ……』ドブン『なむあみだぶつ……』『おのれっ』『おう、みごとみごと……』『わあっ!』『えいっ! とうっ!』『う~む。すごくうでのたつやつだ。ぬかるなっ!』『えいっ!』『わあっ!』『木剣っ、よかろう、そのくらいにしておけ……。あとはこれでしまつをつけよう。どけどけ、これをなげると、きさまたちのからだは……こなごなになるぞ。どかぬか……』『うむっ、えいっ!』『ええい、ききわけのないやつめ』」
-
20:ごろねこ
:
2019/04/02 (Tue) 22:08:27
-
https://bbs2.fc2.com//bbs/img/_859700/859618/full/859618_1554210524.png
『ホープくん』(寺田ヒロオ)
「ぼくら」1958年9月号付録・52ページ(連載まんが)
「『ホープ』とは、英語で、『希望』ということです。この物語にでてくる主人公の少年は、おとうさんをうしなった日から、つぎつぎと、不幸なめにあってきました。しかし、少年は、なにか大きな力のおかげで、くじけずあかるくいきてきました……。それは、希望をもっていたからです。その少年の名まえを、かりに『ホープくん』とよんで、お話をすすめましょう。」